事例 ID
71
発生年月日
1976/07/10
事故名称
セベソでの2,4,5-トリクロロフェノール漏洩事故
発生時刻
12 時
発生国
イタリア
地名
セベソ
化学工業
非着火放出 / 漏洩(大気) 非着火放出 / 漏洩(土壌・地面)
人的被害
死者数 負傷者数 中毒者数 不快被害者数
 0 事後被害220000名

物損 / 農業・牧畜 / 田畑

物損 / 農業・牧畜 / 家畜

物損 / 機器 / 事故機器

生活 / 避難

被害金額
事故概要
テトラクロロベンゼンのアルカリ加水分解プロセスの終了時の運転指示違反から起きた暴走反応により,反応器の破裂板が破裂し,除害装置などの不備によりダイオキシンを含む内容物が大気中に放出された。事故後の対応が遅れ,広範囲に健康被害,環境汚染を引き起こした。1800haの土地が汚染され,癌,慢性皮膚炎,神経障害,奇形児発生等の被害者が22万人以上となり,他にも家畜8万頭以上が屠殺処理された。翌年4-6月の妊婦の流産率は34%に及んだ。
環境条件
天候 気温 (℃) 風向き 風速 (m/s)
生産・製造 / 反応 / バッチ反応
反応容器および付属機器
組織要因 / 設計ミス / 条件設定ミス
関連物質
対応
教訓
・事故を掘れ:過去の事故例は情報の山であるが,埋もれたままでは意味が無い。過去の事故例にはtcddの発生に関する情報が含まれていた。
・操作条件を見直しは重要:プロセス温度などの操作条件が十分な危険性評価に基づくものかどうかを確認することが重要である。経験的に定められた操作条件は,危険な領域に入っているかもしれない。
・最悪のシナリオを想定すべし:火災,爆発だけでなく,異常反応による有害な副生成物の生成と放出などの最悪のシナリオを想定して,対策を検討する必要がある。
主な出典
christiankirchsteiger:riskassesmentandmanagementinthecontexteofsevesoiidirective、elsevier、pp.72-78(1998),安全工学.vol27、pp340-345(1987),日本損害保険協会編、世界の重大災害、日本損害保険協会、pp.40-45(1997)
付帯情報
フロー図
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*) 人的被害を除く