事例 ID
8317
発生年月日
2012-09-29
事故名称
化学プラントのアクリル酸製造施設で爆発
発生国
日本
地名
兵庫県 / 姫路市網干区
事故概要
化学プラントのアクリル酸製造施設で保全工事後の再稼働中にアクリル酸中間タンクが破裂し,火災が起きた。消防車約80台などが出動し,約25時間後に鎮火したが,隣接タンク3基と防災活動中の消防車両および周辺設備が焼損した。消防活動中の消防士1名が死亡,消防士2名と従業員3名の計5名が重傷,消防士22名,警察官2名,従業員7名の計31名が中軽傷を負った。会社の調べでは,4日前から当該タンクの下流の回収塔の能力確認テストのため重合しやすい性質を持つアクリル酸の精製塔塔底液60立方mを当該タンクに溜めた際に,25立方m以上で実施することになっていた天板リサイクルが実施されなかったため,タンク上部で温度上昇とともにアクリル酸の二量化反応が進行し,反応暴走に至った。それにより内部圧力が上昇し,タンク側板の溶接線の亀裂,開口進展から内容物が漏えいして生じた圧力急降下によりアクリル酸の蒸気爆発が起きた可能性がある。